変革ストーリー


4.0のローンチは、EOにとって大切な節目になります。私たちはここでEOの未来を創造しようとしています。4.0の戦略プランを導入し、EOブランドを構築する中で、私たちは声を一つにして、一貫したストーリーを語らなければなりません。メンバーに対しても外部に対してもEOを語る時に、このアウトラインを指針にしていただければ幸いです。

人生を豊かにするつながりを通して変革的な成長をもたらす

私たちの創造するEOの未来とは?そのためにはどのような変革が必要なのか?EOは1987年の設立以来、61カ国に198のチャプターを持つ組織へと成長し、メンバー数は14,000人を超えるまでに至りました。2019年1月、EO理事会は組織の変革に向けての取り組みに着手しました。新しい戦略プランの下支えとなるEOのビジョン、ミッション、価値観、ビジュアル・アイデンティティを見直しました。その成果としてEO 4.0が2020年2月に完成しました。これはEOの未来に向けて構築しているロードマップなのであります。

私たちの目的と目指すもの

EOは、れっきとした目的意識と志に根差しています。EOがEOたり得るのは他ならぬメンバーのおかげですし、EOのあらゆる活動の中心にいるのがメンバーの皆様です。EOの目的は起業家が起業家が最高の可能性に到達することを支援することにあります。そしてEOの目指すものはメンバーの変革的な成長を可能にすることです。これは何を意味するのでしょうか?

起業家が一人で遂げられる成長には限界があります。一方、EOでは志を同じくするリーダーたちと繋がることができます。お互いをよりよく知ることから自らも成長を遂げることができるのです。EOのメンバーが成長し、繁栄を遂げられるのは、EOの中でつながりを築くからこそであります。EOは、メンバー同士が自らの経験、成功談、失敗談を共有し、本音で対話し、お互いに学び合うことのできる空間を提供します。我々は一個人としても、メンバーとしても、お互いの成長と成功に賭けています。EOは、メンバーが共に成長するためのインフラとサポートを提供します。

EOの目指すものには、メンバーが人生やビジネスにおいてその目標を10倍という規模で達成できるようにすることがまず挙げられます。メンバーは様々な方法で自らの変革を測ります。ある人にとっては、数値で測れる業績アップであったり、またある人にとっては一個人としての変革であるかもしれません。大事なのは、それがもたらしたインパクトが本物であることと、大きな違いを生み出していることです。

EO 4.0 戦略プラン

EO4.0戦略プランには二つの優先事項があります。まずはメンバーへの価値提供です。今後はメンバー数を増やすことよりも、メンバーに対してより大きな価値提供をすることに意識をシフトして参ります。これは、変化するメンバーのニーズをよりよく理解し、メンバーがそれぞれの目標を10倍規模で達成できるよう、組織としての革新を遂げ、様々なチャンス、コンテンツ、サービスを提供できるようにすることを意味します。

第二の優先事項は、組織としての卓越を目指すことです。EO の年間収入は 4,500 万米ドルを超えています。EOには190以上ものチャプターがありますが、それぞれが独自に収益システム、スタッフ、リーダーシップシステムでもって運営されています。これを、500人以上のボランティア・メンバーが、130人のスタッフと協力しながら束ねております。これからも引き続き、組織運営のモデルを強化し、メンバーに対して価値提供できるよう、リソースを補強する必要あります。また、新進の起業家たちのニーズにも対応できるよう、EOの外にも目を向け、時代に乗り遅れることのないようにしなければなりません。

上記の優先事項を受けて、EOでは4つの戦略目標を設けることにしました。またこれらを達成するための具体的な手順を策定しました。

EO4.0の戦略プランは5ヵ年計画になります。1年目は、それぞれの戦略目標に向けて、以下のような手順にフォーカスします。

EO 4.0 戦略プラン

Download the strategic plan as a PDF or slide for inserting into presentations.

EOの新たなブランド・アイデンティティ

なぜ新しいブランドとビジュアル・アイデンティティを作る必要があったのか。現行のEOブランドは2005年に立ち上げたものですが、それ以来EOは組織として成長、進化を続けて参りました。メンバー数は2倍以上に増え、活動拠点も20か国以上にのぼり、提供するコンテンツやサービスも広範囲に拡大させて参りました。今までのEOは、メンバーの力を加速させ、競合に打ち勝つ力を付けさせる、小回りの利くかつパワフルな組織としてのポジションを確立しましたが、もはやそのブランドを超えた域に達しました。EOの当初のキャッチフレーズは「Fueling the Entrepreneurial Engine(起業家のエンジンに燃料を注ぐ)」で、目盛りに3点のドットで構成されたスピードメーターのオレンジ色のロゴが添えられていました。

2019年1月、EO理事会は、組織変革に向けた取り組みの一環として、リブランディングを実施することを決定しました。リブランディングにより、新たなロゴとビジュアル・アイデンティティを考案することになりました。新しいビジュアル・アイデンティティはEOの現在の組織のあり方、そして何を目指そうとしているのかをより正確に反映したものになります。刷新にあたり、EOはブランディング専門のエージェントの協力を得て、他の類似組織とは一線を画したロゴとビジュアル・アイデンティティを創りました。

このようにしてようやくEOの新ブランドの立ち上げに至りました。それは新鮮で活気に満ちたものであり、EOのあり方をより良く反映したものです。この新ブランドは、単なるロゴやビジュアル・アイデンティティにとどまらず、メンバーたちが共に歩む道、そして関係性、包摂、変革、成長を象徴するものです。新ロゴマークは、ダイナミックロゴであり、鮮やかな曲線が重なり円を成すもので、EOのコミュニティ、価値観、マインドセットを表すもので、外に向かって放射している曲線はEOメンバー各個人が外の世界にインパクトを与えている様を描いています。この新しいブランドは、EOの伝統と、これから創造しようとしているEOの未来を象徴するものです。EOは世界61カ国に198のチャプターを持ち、14,000人以上のメンバーを束ねるグローバル・ネットワークです。これがEOブランドの強みであります。

新しいロゴとブランド・アイデンティティの立ち上げは、ほんの始まりにすぎません。ブランド構築に注力してのは、EOの認知度を高めるためだけでなく、EOとは何か、EOのメンバーにどのような価値提供ができるのかを明確に伝えるためでもあります。